帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルス(いわゆる『水ぼうそう』)に初感染した後、生涯にわたって神経節に潜伏感染しているウイルスが、加齢、疲労、免疫力低下によってふたたび暴れだすものです。加齢が発症リスクで、50歳代から増加し、70歳代がピークです。特に冬から春にかけては、寒さや乾燥、季節の変わり目のストレスなどが重なり、例年発症が多く見られる時期です。
症状は、身体の片側に現れる痛みを伴う発疹が特徴で、重症化すると長期的な神経痛(帯状疱疹後神経痛)を引き起こす場合があります。
上三川町では、2024年 4月から 50 歳以上の方を対象に、帯状疱疹ワクチンの補助制度が実施されています。補助は年度毎に見直される可能性があります。帯状疱疹ワクチンは、発症予防だけでなく、重症化を防ぐ効果も期待されています。
接種可能な帯状疱疹ワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。

2つのワクチンを比較すると、不活化ワクチンの方が高額で、2回接種する必要がありますが、予防効果は高く、10年間効果が期待できます。生ワクチンは安価で1回で済みますが、効果は劣り、持続は5年程度です。免疫抑制状態の方は生ワクチンは打てません。
「予防は最大の健康への投資」です。どんどんまもろうクリニックは、皆さまお一人おひとりに最適なワクチンをご提案いたします。ご希望の方は、お気軽にご相談ください!